柘植もイスも櫛の材料として一級のものであるが,都内でこの樹を探せないかと
かねてより考えていたので、今日これを実行すことにした。一般的に柘植と
言われている庭木は犬柘植(イヌツゲ)が多い。これはモチノキ科の植物で
雰囲気は似ているが柘植(ツゲ科)とは全く異なる木である。
イスノキ(マンサク科)は常緑高木で、かなり昔から数が少なくなっているという。
従って希少なもので、地域によっては天然記念物に指定されているほどだ。実に
虫コブが出来やすく、これが膨らんで空いた穴から息を吹き込むと笛の様に
鳴る為、これで遊んだ人もいる筈である。ゆえに俗名をヒョンノキとも言う。
又、焼き物の世界でもイス灰といって釉薬に使うが、同様に木自体が少なく
なってしまいついに幻になった。イスノキは上野の博物館周辺にあるとの事であり
調べたつもりで出掛けた。甘かったのか結構探すのに手間がかかった。大木には
長さ4cmほどの汚れた小さな板が貼ってあり、見にくい字でイスノキと確認できた。
これは結構うれしかった。ツゲもイスノキもめっぽう硬い木であるが、他の木とは
異なり粘りもある。
従って櫛の材としては最高である。名工会サイトにて“髪の道具”として掲載予定。
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ツゲ
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イスノキ
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イヌツゲ



















